兼松接骨院　味美白山院　(春日井市　味美白山町）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「帰り道　笑顔になれる　接骨院」 | 日記 | 不正は許さない！

昨日、三重県松坂市の整骨院の経営者が５５００万円の脱税で摘発されたというニュースが流れました。

こういったわずか一部の柔道整復師の行ないが、業界全体の信用を一瞬で奪ってしまう。

悲しくて、悔しくて・・・ため息が出てしまいます。

僕はこの仕事に携わり１０年が経とうとしています。

柔道整復師の国家試験に合格するためには、３年間学校で学びます。その間に校内の学科試験や実技試験をクリアーしなければなりません。

人の身体を医学的に診る仕事なので授業は真剣そのもの。授業中居眠りしたら教室から退出を命ぜられます。

当時僕は、家賃３万円の築４０年の弁天荘に住んでいました。東海大豪雨で水没したアパートで、なかなかのぼろアパート。

アルバイトをしながら学校に通っていました。睡眠時間は平均で３～４時間。たまの休みは死んだように寝ていました。

世の中僕以上に努力や、苦労をしている人はたくさんいるとは思いますが、僕もそこそこ努力はしたと思っています。

そうしてやっと晴れて勝ち取った国家資格。その後病院や接骨院で修業し、自分の接骨院を開業しました。

今年５周年を迎えますが、この５年間はただひたむきに患者さんの痛みを取るために施術に取り組んできたつもりです。

これといった趣味もなく、物欲もなくつまらない男ですが、筋トレと、施術に関する勉強会に参加する事が休日の過ごし方です。

毎日、施術方針をどの様に進めていくかと言う事を考えているうちに時間が過ぎていきます。不器用なので不正を考える余裕もありません。

柔道整復師は本来、捻挫・打撲・挫傷・骨折、脱臼の応急処置及び後療をするのが仕事です。古臭いかもしれませんが、以前は職人気質の少し怖い感じの先生が多い感じでした。

最近多く出現している、小顔矯正や美脚整体といった美容系の進出は目に余ります。医学的根拠はないと昨年消費者庁からいくつかのサロン等が摘発されました。

今回脱税をした整骨院も、美容を前面に出した店でした。これを機に歴史と伝統を汚さぬように本来の柔道整復術に尽力を注ぐか、撤退して頂きたい。

どうも、最後は愚痴っぽくなってしまいすいません。
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